主婦の寂しさからネットの不倫相手とセフレへ
きよこ
30代前半
神奈川県
夫に相手にされず寂しい日々
30代前半の主婦です。40になった夫、小学校高学年、中学生の子供、それから家庭の中での私の癒しである猫がいます。私は小柄で童顔なので若い時はいろいろ可愛がってもらったのですが、この歳になると幼い顔にシワが入ってなんともアンバランスです。年相応に出てくるお腹も小柄なせいか目立ってしまいコンプレックスに思っていますが、なかなかダイエットに踏み切ることができません。
夫は今、いわゆる中間管理職です。そして転勤族で首都圏のあちこちに勤務しています。通勤に2時間以上かかってしまうこともあり、そういった時は平日だけ単身赴任のように寝るためだけの部屋を借りることもあります。そのせいか、すっかり夜の夫婦生活がなくなってしまいました。
最後がいつだったのかも思い出せません。出産を機に減ったのは自覚できていましたが、その頃は育児に必死で気付けば半年に1回になっていました。そのままどんどんと回数が減り、下の子が小学校入学以来全くそういったことがありません、それどころか、1ヶ月ほどまともな会話をしないこともあります。子供たちが手を離れたために週末に友人と出かけるなどの用事を入れていることも多く、本当に空気のような存在になってしまっています。
主婦の寂しさを紛らわしたく出会い系へ
最初にネットサイトで出会おうと思ったのは、寂しさからでした。話を聞いてくれる人が欲しいと思ったのです。もちろん体も寂しいと思っていたので、あわよくば両方とも満たせたらいいなとは思っていました。ですが、失礼な話ですがとにかく誰かとメールなどででも交流がしたかったのです。
使ったサイトは、いろいろ考えてPCMAX(18禁)にしました。人数が多く見ているだけでもそれぞれの文章に個人の特徴が出ていて、人々の息遣いが感じられるような気がしたからです。
私はこのような文章を載せました。「縛ったり、おもちゃで責めたりしてくれる人を探しています。それ以上に私との会話を楽しんでくれる人を探しています」
何人か連絡をくれましたが、私が最終的に長く連絡を取った人は夫と同じ歳の男性でした。ある日、私がメッセージを打ち込んでいる時に偶然キーボードの上を猫が歩いてしまい、意味がわからない文章のまま送信されてしまいました。それに素早く反応して「どうしたの?」と言ってくれて猫の仕業だと言うと笑った後に何か問題が起きたのかと思ったけれど良かった、と連絡してくれた時にきゅんとしてしまいました。その時から私は彼に恋のような気持ちを抱いてしまい、やりとりを始めてから2ヶ月ほどして夫の仕事のタイミングが合ったので彼と会うことにしました。
不倫の付き合いから半年かけてセフレの関係へ
最初は明るいカフェで待ち合わせをしました。背が高いとは聞いていましたが180cmもあって私とは30cmほども身長差がありました。夫はお腹がぽてっと出て、太ももやあごのラインがだらしなくなっているのに対して、彼はジムに通っているというだけあって引き締まった体をしていました。ただ髪は実年齢以上に老け込んでおり、半分以上白髪でかなり薄く本人は気にしていました。ですが、ここだけの話、髪が薄い男性はセックスが強いと聞いていたので少し期待もしました。彼は高校生の子供がいることは教えてくれましたが結婚の状態については教えてくれませんでした。つまりは婚姻関係は続いているということだと思います。ただ、奥様やお子さんと連絡を取っている様子もなく指輪もなく、誰にも言わず急に泊まったりできていたので別居中なのだと勝手に思っています。会社員だと言っていましたがお金にも気持ちにも余裕があるのかどっしりと構えた、と言うような対応をいつもしてくれていました。
1度目はカフェだけで別れ、2度目は食事をし、3度目は私の都合でランチと、大人同士なのに関係が進むのに時間がかかってしまいました。私の方は特に夫に見つかりたくないという思いがあってなかなか時間を作れず、初めて連絡を取ってから体を繋げるまで半年ほどかかってしまいました。
彼と初めての時は、高校生かのように胸が高鳴っていました。私自身そのような行為が5年以上なかったわけで、さらにその前数年間は夫としかしていません。キスも私の肩を抱く手にも緊張してしまいましたが、彼が「今日は楽しむことだけ考えて」と言ってくれたので勇気のいる一歩を踏み出すことができました。
最初の数回はいたってノーマルな行為をしました。お互いの性感帯を探りあったり、好きな体位を話したりして、本当に付き合いたてのカップルのようでした。ですがある時彼が急に鞄からネクタイを出したのです。「最初に縛られたいって言っていたよね?試したいんだけれど」と言ってくれた時は心臓がドキドキしました。素直に彼の前に手首を差し出して、その日は最初から最後まで縛られたままで、いつも以上に気持ち良くなったのを覚えています。その後もどんなおもちゃを使いたいのか話し合ってお互いが楽しめるセックスをどんどんと試しました。彼はそういったことに全く抵抗がなかったようで、幾つかのおもちゃを自分名義で通販で購入して逢瀬に持ってきてくれました。
夫に不倫がバレて不思議な関係に
彼と会い初めて1年ほど経った頃です。週末に夫から時間を取って欲しいと言われて、一緒に喫茶店へ行くと「男性に会いたい」と言うのです。少し前に私が浮気をしていることに気づいて後をつけたり、私のPCの履歴をさぐったりしたのだそうです。そうでなくても私の顔色が良くなったり、表情が明るくなったり、きちんと化粧をするようになったのでほぼ確信していたそうです。私と言えばすっかりこの状態にも慣れてしまっていて警戒心が薄らいでいたのだと思います。夫に言われた通り彼に話をし、会えるようにセッティングしました。
私は夫が怒るだろうと思っていましたが、夫は「妻を笑顔にしてくれてありがとうございます。私では彼女を満たすことはできないので、これからも宜しくお願いします」と言いました。子供のことがあるので離婚は出来ないが、彼は私と男と女の関係にはなれないのだそうです。家族としての愛情はあるがセックスはできないということでした。それもあって笑顔を見れるようになって良かったと思っていたのだそうです。夫自身も仕事の忙しさが落ち着けばセフレのパートナーを持つかもしれないけれど、今のところはそのつもりがないようなので、3人でいくつか決まりを作りました。子供には知られないようにする、家で会うことはしない、家の中での電話もしない、など今まで私が気をつけていたことを今後も気をつけるようにといったことだけで本当にお咎めも責められることもありませんでした。むしろ関係が知られたために、彼と会う時間を作りやすくなったように思います。
子供達が成人してからどうするかは決めていませんが、多分このままの関係で行くのだと思います。今はこの状態を思い切り楽しみたいと思っています。
きよこさんが利用したサイト→PCMAX(18禁)