兄活は稼ぎは低いけど居心地がいい
なっつん
20代
大阪
兄活とは、まあつまりパパ活の「パパ」世代ではなく、自分の「兄」世代の相手と、デートしたり、ご飯食べたりしてお金をもらう、そういうもの。
わたしは最初にユニバース倶楽部という交際倶楽部に登録をし、パパ活を始めた。交際倶楽部では、女性は面接をし、登録となれば撮影をしたりしてあとはオファーを待つ形式になる。しかしわたし自身が忙しく、なかなか日程を合わせられないこともあり、オファーもあまり来なかった。交際倶楽部を選ぶメリットは、やはり間に倶楽部を挟むことによって顔合わせの際のお手当が保証されたり、なにかトラブルが会った際も倶楽部側に対応してもらえることだ。
だがオファーがなくなかなか思うようにお金を集められなかった私はアプリでパパ活を始めた。何人かの人と出会った。アプリでパパ活をすることの難点はやはり全ての対応が自分自身に任されるということだ。アプリは交際倶楽部とは違い、始める際に面接などがない。良くも悪くも誰でも気軽に始められてしまう。だから自分で上手に見極めることが必須スキルとなる。幸い私は大変な目には遭わなかったし、様々な人と出会った。
出会ううちに、「この人は1回きりだな」「この人はもう一度会いたいな」というのが出てきた。
デートしても説教されたり、上からものを言われたり、最近の若者はどうだ、と揶揄されたりして辛い思いをしたことがある。就活が近かったこともあり、アドバイスしてあげるよと言ってさんざん小馬鹿にされたこともあった。
だからそういったことを言ってくる相手とはもう合わない事にした。こんな人と会っていたら私のメンタルが持たない。
気づいたらパパ活から兄活になっていた。
自分の「兄」世代の人の方が、気楽に話せるし、余計なことは言ってこないし、世代的に考え方も近かったり、話も合わせやすかったりした。それに周りからの目も気にならない。パパ活をしていた時は「本物の親じゃないんだろうな」って周りに思われてるんだろうなと思ったが、兄活の場合は先輩とか彼氏とか幼馴染とか、いくらでも可能性があるように思えた。
兄活は、ご飯を食べに行って1万円。
パパ活では高年収の人も多いし、サラリーマンでもそこそこもらってる人が多いから、1回でたくさん貰えることもある。
でもわたしは居心地の良さを優先した。
パパ活に対するデメリットは1回あたりのお手当が少ないこと。
メリットは居心地がいいこと。
パパはホテルに行こう、エッチしよう、僕は経験人数も多いから、などといってきてとても不快だった。わたしは体型も崩れ、上から目線の、自分のことしか考えていないような男性とはセックスしたくない。絶対に正常位の時に手で踏んできて「痛い」と言っても聞いてくれないんだろうな、などと思ってしまった。笑
でも「お兄ちゃん」はそんなことは言ってこない。
むしろ、セックスしてもいいとすら思ってる。
いや、もちろんお食事とお買い物しかまだしてないんだけどね。